真田丸第8話あらすじ・ネタバレその3

北条が撤退し、上杉も越後へ帰ったことで、真田家は、どちらとも戦うことなく、信濃を守ることができた。しかし、海津城から真田屋敷に向かう信繁の表情にはやるせなさが現れていた。春日信達の調略にあたっていた信繁の表情が浮かばなかったのは、北条氏直が海津城を安堵するという起請文を昌幸から受け取った信尹がその直後に春日を殺していたからだ。昌幸と信尹の最終目標は春日を裏切り者として、殺すことだった。信繁は昌幸と信尹の恐ろしさを感じずにはいられなかった。

川中島の殿から真田屋敷にもどった昌幸は、岩櫃城から信幸と、海津城から帰ってきた信繁を前に、狙い通りに行きすぎて気味が悪いと告げた。どこまでが狙いだったのか、尋ねる信幸に、昌幸はこう答えるのだった。

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昌幸 すべてじゃ。北条のバカ息子は、わしの撒いた餌につられて、上杉との戦をあきらめ、徳川攻めに転じた。これで信濃を狙っていた徳川の動きも封じられた。越後の謀反も耳に入っていたゆえ、上杉がせめてこないこともわかっておった。すべて計略のうちじゃ。

昌幸は、上杉でもなく、北条でもなく、徳川でもなく、誰もにも属さない自分たちだけの国を作りたいと思うに至っていた。それはすなわち、国衆たちの手による独立国家を創設だった。

しかし、その前に立ちはだかるのが、後に戦うことになる、徳川家康だった。

 

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