真田丸第7話あらすじ・ネタバレその3

一益に信濃の通行許可を出す代わりに、信濃の国衆の人質を得た義昌は、人質を前に、いずれは信濃の覇者になるつもりだと語った。ところが、人質のなかにとりを見つけた義昌は急に狼狽し始めたのだった。

 

というのも、とりは、かつて武田家が健在だったころ、ワルガキだった義昌のことをよく知っていたからで、義昌にとっては頭の上がらない怖い存在がとりだったのだ。とりはかつて武田家を裏切り、織田の手引をした義昌を叱りつけ、人質を返すようにせがむが、いくらとりが怖い存在でも、義昌もそうやすやすとは人質を解放することはできなかった。力のない義昌にとって、人質は生命線だからだ。

全員の解放は無理にしても、信繁だけは返して欲しい、とりは義昌に願いでたが、そこには魂胆があった。とりは、たとえ一人になったとしても、義昌なら時分を大切に扱うだろうと思っていたからだ。信繁はこの提案に反発するが、とりの顔を立てる形で、仕方なく承知した。とりが嫌がっていたきりも、信繁とともに帰されることになる。

 

信繁はとりのはからいで解放されたが、元気がない信繁を心配したきりは、なんとか信繁の気を晴らそうとあれこれ話しかけるが、結局なにを言っても、信繁とは口論になってしまうのだった。言い合いになりながらも、仲の良い二人の様子を、三十郎は微笑んで見ていた。

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小県では、各国衆に動きがあった。真田に反発する室賀正武が北条家に与したことを受け、他の国衆たちも、続々と北条家になびくことが予想された。北条に与したとて沼田を奪われるだけの昌幸は、出浦昌相にまずは北条についたふりをして、内情を探るよう命じ、自身は上杉景勝に会うべく海津城(松代城)に向かった。

景勝と対面し、上杉家と縁の深い信濃に攻めてくる北条に真田が与することはないと昌幸は宣言したが、景勝はそれを信じ、小県を守ると約束するのだった。

海津城(松代城)から真田屋敷へと帰還した昌幸は、とりを奪還する事ができずに戻ってきた信繁を叱責し、姉の松を連れて帰ることができず、とりもまた奪還することができずに帰ってきた息子に「自分の勘に頼りすぎてはいけない」と諭したのだった。昌幸自身も感だけで生きてきたが、それは経験が重なったうえでの勘であり、そんな自分でも間違えることもある。信繁が失敗するのも無理はないと思っていた。信繁は勘に頼らない信幸が間違いが少ないことをあげ、こう語った。

昌幸 源三郎と源次郎、合わせてひとつじゃ。源三郎は間違いが少ないが、くそまじめでおもしろくない。お前は過ちを犯すがおもしろい。おもしろくなくては人は動かん。ふたつでひとつじゃ。

昌幸は再び信繁に命じた。三度めの正直を期待して、今度は海津城にいる信尹の指示に従い春日信達(香坂昌元)を調略して上杉家から北条家への鞍替えさせることが信繁の仕事だった。室賀をはじめとした各国衆に先んじて、春日を調略して上杉を攻め、北条従属での一番手柄を取ろうとしたのだった。

信濃をダシに誰の下にもつかないと決意した昌幸には、北条に与した後の計画もすでに考えられていた。上杉家と北条家を手玉に取る真田の勝負はここからはじまるのだった。

 

 

 

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